2025年所信
丸和建設は創業から45年目を迎えました。1980年の創業以来、鹿児島県において4,300棟を超える住まいを提供して参りました。この節目に当たり、これまで多くのお客様にご愛顧いただきましたこと、心から感謝申し上げます。丸和建設は長年にわたり、理想とすべき住宅品質の研鑽に力を入れて参りました。近年では、全ての施工現場において第三者監査導入による施工品質の向上、設計人材の育成やマニュアルによる設計品質と提案力の向上、社員大工による作業品質の向上など、様々な角度から技術と知識の蓄積を行っています。2024年には第三者監査機関より、会社部門において優秀賞という評価をいただきました。弊社スタッフ、協力業者様の日々の努力が評価されたことを誇りに思います。これからも住宅品質は勿論のこと、デザイン性、機能性の両面に定評のある住宅会社として、「心清事達」の信念のもと、さらなる研鑽に努めて参ります。
2025年は、「環境」「デザイン」「デジタル」の3つのテーマを軸に活動して参ります。
「環境」丸和建設において、環境・脱炭素への取り組みや健康環境の提供を行う事は社会的責任であると考えます。その上で、これからの住まいは快適かつ経済的、健康的であることが当然に求められます。丸和建設が標準的とする住まいは、国が推奨するZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準をクリアする断熱性能(UA値)があり、かつ気密性能(C値:完成時)は、0.6以下を平均基準としています。それら高い省エネ性能値は、近年注目される「GX志向型住宅」の基準値を満たしています。この性能値が住まい手の快適かつ経済的、健康的な環境の基盤となります。そして多くの喜びの声をいただいている、「音響熟成木材」や「幻の漆喰」を活かしたAirVert健康空間で、家族の健やかな暮らしを提供することとなります。「環境」のテーマのもと、住まい手にとって必要なこれからの住まいを提案します。
また「環境」のテーマの一つに、適したメンテナンスを掲げます。適した定期点検とメンテナンス、しっかりとした保証制度を提供することは、全ての住まいに不可欠な要素です。専門のメンテナンススタッフやリフォームスタッフによるご入居者様サポートに更に力を注ぎ、月日を重ねることで良かったと感じてもらえる住まいの提供、メンテナンスの提供をして参ります。
また社内においては、働き方やウェルビーイングを「環境」のテーマに置きます。快適な場所の形成や仕事もプライベートも充実させる働き方への取り組み、より快適なコミュケーションが生まれる場の提供を行い、スタッフ一人一人が輝く、心身ともに健康的な環境の醸成に努めて参ります。
「デザイン」創業以来、「デザイン」と「機能性」の両面を追求する家づくりを行って参りました。良いデザインとは見た目だけではなく、素材の特性や部位の役割を理解した、合理的な設計から生まれるものであると考えます。丸和建設では、企画設計士やインテリアコーディネーターによるプロの目線から合理的、かつ洗練されたデザインの提供を行っています。2025年は更に「デザイン」に力を入れ、住まい手の視点、住まい手の感覚に焦点を当てたオンリーワン・デザインの提案を行っていきます。また2025年春には、住まい手のライフスタイルをより快適にするスペースが特徴の、コンセプトハウス新提案を行います。より洗練されたデザインと合理性が融合する新スタイルのデザインへ向け、更なる研鑽に励みます。
「デジタル」近年、様々なデジタル技術が開発され、日々の暮らしが大きく進化しました。日々の暮らしが進化すると共に、家そのものにデジタル的進化が求められています。スマートハウスに向けて、住まいの電気系統や家電がスマートフォンと繋がり、遠隔で操作ができる技術やネットを活かした設備の開発が進んでいます。これからの暮らしに適したでデジタル技術の導入や、技術を活かす快適スペースの提案に力を入れます。またデジタル技術の導入により、家づくりも快適かつ効率的に行える様になってきました。例えばVRを活用し、距離感覚やイメージを立体的に確認する事や、自宅でも家づくりの検討を可能とするシステムなどがあります。丸和建設では、積極的なデジタル技術の導入により、より快適な家づくり、進化する家づくりに取り組んで参ります。
創業以来、住宅一途に事業を運営して参りました。2025年は今まで蓄積してきた技術や知識を活かし、これからの暮らしに合った住まいとは何か、住まい手にとって必要とする住まいは何かを更に考え、新たな住まいの提案を行います。そして、丸和建設スタッフ一人一人が家づくりに夢を持って、家づくりのプロとして健全な運営を行なって参ります。
2025年1月吉日
丸和建設株式会社 和田康伸