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2025.04.28

平屋の玄関、ベストな位置は?方位別の特徴や注意点、おすすめの目隠し方法まで解説【鹿児島の注文住宅】

玄関ドア

マイホームの間取りを考える際、リビングや各居室と合わせて玄関をどの位置にするかも大切です。外出も帰宅も玄関を必ず通るため、それに合わせた動線設計で暮らしの快適さが変わります。また、とくに平屋の場合は玄関をどこに位置するかで各居室の位置も大きく変わるため、重要度が高まります。

そこでこの記事では、玄関のベストな位置をみつけるために、方位別のそれぞれの位置の特徴や注意点、玄関前の目隠し方法などを詳しく解説します。

平屋の玄関にベストな位置はあるのか?

平屋の玄関位置は、家全体の間取りや住み心地に大きな影響を与えます。​各方位にはそれぞれ特徴やメリット・デメリットがあるため、一概に「ここがベストな位置」とは定められないでしょう。
また、敷地の特性や周辺環境、家族のライフスタイルによっても変わってきます。

次章で​各方位の特徴や注意点を詳しくご紹介します。それもふまえ、建てようと考えている敷地や周辺環境も加味し、検討しましょう。​

平屋の玄関位置、方位別の特徴や注意点

玄関位置の方位別の特徴や注意点を解説します。玄関位置をどこにもってくるか決定する際の参考にしてください。

 

北側玄関の特徴と注意点

​北側に玄関を配置する場合の特徴は以下の点です。

  • 南側にリビングなどの居住空間を設けやすいため、日当たりの良い生活空間を確保しやすい点
  • 玄関ドアが直射日光にさらされにくいため、色あせや劣化が抑えられる

次に注意点は以下になります。

  • 室内が暗くなりがちのため、採光や照明計画を工夫する必要がある
  • 気温が上がりにくく、冬場は寒さを感じやすい
  • 湿気がこもりやすいため、換気や通風に配慮した設計が必要

これらの特徴や注意点を踏まえ、北玄関を採用する際は適切な断熱・気密対策や照明計画、風除けの設置などを検討することが大切です。

 

東側玄関の特徴と注意点

​東側に玄関を配置する場合の特徴は、以下の点です。

  • 朝日が差し込み、午前中は明るく快適な空間になる
  • 動線の流れからリビングを南向きに配置しやすく、日当たりの良い間取りにできる

次に注意点は以下になります。

  • 午後からは日差しが弱まり、玄関ホールが暗く感じられるため、窓の取り方や照明計画が大切
  • 夏場の朝日は強いため、暑さ対策が必要

これらの特徴や注意点を踏まえ、家族の生活リズムや周辺環境を考慮して、東側玄関の採用を検討すると良いでしょう。

 

南側玄関の特徴と注意点

​南側に玄関を配置する場合の特徴は以下の点です。

  • 日当たりが良く、玄関内が明るく暖かい空間になる
  • 動線の流れからリビングを南側におきやすい
  • 湿気がこもりにくく、衛生的な環境になる
  • 玄関前のガーデニングで植物が育ちやすい

次に注意点は以下になります。

  • 紫外線による玄関ドアの劣化が進みやすいため、耐久性の高い玄関を選ぶことが重要
  • 玄関が南向きに来る分、南に配置できない部屋がでる可能性がある

以上の特徴や注意点をふまえ、家族に最適な間取りをつくりましょう。

 

西側玄関の特徴と注意点

西側に玄関を配置した場合の特徴は以下の点です。

  • 各居室を南側や東側におきやすい
  • 冬場は西日により玄関が暖かくなる
  • 冬場以外は西日で玄関内が夕方にかけて熱くなりやすくなるため、夏場はとくに暑さ対策が必要
  • 強い日差しによる玄関ドアの色あせや劣化が挙げられるため、庇(ひさし)やシェードなどの対策が必要

西側玄関はデメリットが多いと嫌厭されがちですが、対策によってメリットのある配置になります。設計士と相談し、快適な暮らしができる間取りをつくりましょう。

玄関ドアの種類は引き戸と開き戸どちらがいい?

玄関ドアには主に2つのタイプ、引き戸と開き戸にわかれています。それぞれ違いがあり、求める機能性によって取り入れたいタイプが変わります。詳しくご説明します。

 

引き戸と開き戸の違い

玄関ドアには「開き戸」と「引き戸」の2つのタイプがあります。

開き戸はドアを前後に開閉するタイプで、片開きや親子タイプ、両開きなどのバリエーションがあります。
一方、引き戸は左右にスライドして開閉し、2枚引き違いや引き込み、3枚連動などのタイプがあります。

次回より開き戸と引き戸それぞれのメリットを解説していきます。それぞれのメリットを理解したうえで、住まいに合ったドアを選びましょう。

 

気密性や防音性を求めるなら開き戸

気密性や防音性を重視するなら、玄関ドアは開き戸がおすすめです。

開き戸は枠に扉がしっかりと密着する構造のため、すき間ができにくく、外気の侵入を防ぎやすくなっているためです。
さらに、外の音も遮断しやすいので、静かな室内環境を保てます。

気密性や静音性を優先したい方には、開き戸の方が適しているでしょう。

 

開閉の容易さとバリアフリーを求めるなら引き戸

開閉のしやすさやバリアフリー性を重視するなら、引き戸がおすすめです。

引き戸は扉を左右にスライドさせる構造なので、力を入れずに開閉でき、車いすやベビーカーでもスムーズに出入りできます。さらに、扉を全開にしなくても出入りできるのも便利な点です。

玄関ポーチが狭い場合でもスペースを有効に使えるため、高齢者のいる家庭や将来を見据えた住まいにもおすすめできます。

玄関の目隠し方法

どの方位に関係なく、目の前が道路や家だった場合、中を見られたくない人は目隠しを設置します。目隠しにもさまざまな方法があるため、この章では主な方法として2点ご紹介します。

 

門柱などで隠す

門柱や袖壁などを設置したら、玄関の中が直接見えないように視線を遮ることができます。特に、玄関と道路が近い場合などでは有効な方法です。

門柱の素材や高さを工夫することで、圧迫感を避けつつ目隠しの役割を果たせます。また、宅配ボックスやポストを一体化させることで、実用性も高まり便利です

デザイン性のある門柱を選べば、外観のアクセントにもなり、プライバシーと見た目の両方を兼ね備えた玄関まわりを実現できるため、おすすめです。

 

植栽などで隠す

玄関まわりに自然な雰囲気を加えつつ視線を遮ることができる、植栽を使った目隠し方法もあります。

背の高い常緑樹や生垣を配置すれば、一年を通してプライバシーを確保できます。植物の種類や配置によって光や風を妨げにくいのも魅力です。加えて、季節の草花を組み合わせることで見た目も華やかになります。

門柱よりも柔らかい印象を与えるため、防犯とデザイン性の両立を考える方にはおすすめの目隠し手段です。

玄関位置の特徴を把握して間取りを考えよう

この記事では、玄関のベストな位置をみつけるために方位別のそれぞれの位置の特徴や注意点、玄関前の目隠し方法などを詳しく解説しました。

土地の形や道路の方向などにもよりますが、玄関をどの位置にするかで動線の快適さやプライバシー面でも大きく変わってきます。

特徴や防犯対策などをしっかりと把握し、後悔の無い間取りを考えましょう。

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