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2024.03.14

2024年最新!ZEH住宅とは?制度の概要や得する補助金、ローン減税についても解説【鹿児島の注文住宅】

ZEH住宅とは?制度の概要や得する補助金、ローン減税についても解説

これから家づくりを考えている人が必ず耳にするZEH住宅。みなさんはすでにどのようなものかご存知でしょうか。
ZEH住宅は、国が補助金を出して推奨している環境に優しい住宅であり、住み手にも快適で上質な暮らしを提供する住宅です。

この記事ではZEH住宅の基本から、どのような種類があるのか、メリットやデメリットなども合わせて詳しく解説します。さらに、補助金や税金の優遇についてもわかりやすく説明しますので、これからの家づくりに記事の情報を役立ててください。

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは?

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは?

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、使うエネルギーと創るエネルギーが±0になる、省エネ性能の高い環境に優しい住宅です。
家の断熱性能を高め、省エネ設備を取り入れてエネルギー消費を大幅に減らすと共に、太陽光発電などの再生可能エネルギーを導入することで、1年間のエネルギー消費量をゼロに近づけます。

ZEHは、快適な室内環境を維持しながらも、光熱費を削減できる高い省エネルギー性を実現する住宅として注目されています。
さらに、2030年にはZEHの省エネ基準で建てることが義務化になる方向で進んでいますので、今後の家づくりはZEH住宅がスタンダードとなるでしょう。

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の要素

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の要素

ZEH住宅は「省エネ」「創エネ」「断熱」の3要素を持ち合わせています。
それぞれどのようなものなのか、詳しくご説明します。

 

省エネ

ZEH住宅では、電力の使用量を抑えるために高効率の家電製品や照明を使用します。
さらに、HEMS(Home Energy Management System)を導入して家庭内のエネルギー使用状況を管理し、無駄なエネルギー消費を減らすことで、環境に良い省エネ住宅となっています。

 

創エネ

ZEHの大きな特徴は、太陽光発電など再生可能エネルギーを用いて、自宅で消費するエネルギーを自ら生み出すことです。
これにより、エネルギーの自給自足を目指し、外部からのエネルギー供給に依存しすぎない生活が可能になります。

 

断熱

ZEH住宅の快適な室内環境を維持し、エネルギー消費を抑えるためには、家全体の断熱化が不可欠です。
高性能な窓や断熱材を使用して家全体の断熱性を高めることで、冷暖房の効率を上げ、エネルギー消費を削減します。

これらの3要素を取り入れることで、申請を経てZEH住宅として認められることになります。

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の種類

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の種類

ZEHにはいくつかの種類に分かれており、それぞれで内容が異なります。
ここでは、種類ごとにどのような内容なのかを詳しくご説明します。

 

ZEH(ゼッチ)

ZEH(ゼッチ)とは、家全体で使うエネルギーと創るエネルギーを±0にする住宅のことです。

具体的には、家の断熱を強化し省エネ性の高い設備を取り入れ、日々の生活で使うエネルギーを20%以上減らします。
その上で、太陽光発電のような再生可能エネルギーを取り入れ、使うエネルギー量と同じ量を作り出します。

このようにして、1年間で使うエネルギーの収支をゼロにすることを目標としています。

 

ZEH+(ゼッチプラス)

ZEH+(ゼッチプラス)はZEHのさらに高い基準を満たした住宅です。

ZEHが一次エネルギー消費量を20%削減し、100%以上創エネを目指すのに対し、ZEH+は25%以上削減を達成し、断熱のさらなる強化、エネルギーの管理システム(HEMS)の導入、電気自動車への充電設備など2項目以上をクリアした住宅です。

これにより、更に効率的なエネルギー利用と環境への貢献を目指す住宅モデルです。

 

Nearly ZEH(ニアリーゼッチ)

Nearly ZEHは、特に太陽光発電の設置が難しい寒冷地や日照率が低い地域に適した住宅基準です。
この基準は、一次エネルギー消費量を20%以上削減し、太陽光などの再生可能エネルギーで75%以上、100%未満の削減を目指した住宅です。

Nearly ZEHは完全なZEH基準には少し及ばないものの、それでも高いエネルギー効率と省エネ性能を実現する住宅に与えられる認定です。

 

Nearly ZEH+(ニアリーゼッチプラス)

Nearly ZEH+は、Nearly ZEHの要件を満たしつつ、さらに高い省エネルギー性能を持つ住宅です。
断熱と省エネで25%以上の一次エネルギー消費量を削減し、再生可能エネルギーにより75%以上100%未満の削減を実現することが要件です。

このモデルでは、断熱性能の強化、住宅エネルギーの管理システム(HEMS)による管理、電気自動車への充電設備設置といった中から2項目以上をクリアする必要があります。

 

ZEH Oriented(ゼッチオリエンテッド)

ZEH Orientedは、狭い土地などで太陽光発電が難しい都市部を含む地域向けの住宅です。
この基準の住宅は、20%以上のエネルギー消費量削減を目標にしていますが、再生可能エネルギーによる発電設備の導入は必須ではありません。

これにより、ZEHを目指す方向性は持ちつつも、具体的な条件に柔軟に対応できる住宅として位置づけられています。

 

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)のメリット

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)のメリット

ZEH住宅には具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
主なメリットを5つ挙げ、ご紹介します。

 

光熱費の軽減

ZEH住宅では、高い断熱性能と省エネ設備を組み合わせることで、冷暖房などの光熱費を大幅に削減できます。

さらに、太陽光発電システムによって発電された余剰電力を電力会社に売ることができ、光熱費の削減だけでなく収益を得ることも可能です。
これにより、毎月の経済的な負担が軽減され、経済的にもメリットがあります。

 

快適な住環境

ZEH住宅は、優れた断熱性と省エネ設備により、年間を通して快適な室内環境をつくることができます。

夏は室内を涼しく保ち、冬はエアコン効率が上がり温かいため、一年中快適に過ごせます。
また、温度変化による健康被害のリスクを低減し、快適かつ健康的な生活空間を実現します。

 

災害への対応

ZEH住宅では、太陽光発電で得た電力を蓄電池を設置することで蓄えることができます。これにより、停電や自然災害時でも照明や冷蔵庫などの基本的な電力需要を満たすことができます。

さらに、電気自動車を所有している場合、充電機能を備えているため、緊急時の移動手段としても役立ちます。
このようにZEH住宅は、災害時における住民の安全と生活の維持をサポートする機能を持っています。

 

環境への貢献

ZEH住宅は、再生可能エネルギーの利用を通じて脱炭素社会への貢献ができます。

個人の行動が全体の環境改善に大きな影響を及ぼすことは、一見小さな一歩に思えるかもしれませんが、多くの人がZEH住宅を選択することで、大きな環境保護の波を作り出すことができます。

 

補助金が受けられる

ZEH住宅の普及を促進するため、国や地方自治体から様々な補助金制度が提供されています。これらの補助金は、ZEH、ZEH+、次世代ZEHといった異なる基準を満たす住宅に対して、それぞれ支給されます。

たとえば、去年2023年の補助金例を挙げると、ZEH住宅は55万円、ZEH+住宅は100万円などでした。補助金額は徐々に下がりつつありますが、補助金自体は今後も続くと予想されています。

これにより、エネルギー効率の高い住宅への投資負担が軽減され、より多くの家庭でのZEH住宅の実現が期待されています。

 

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)のデメリット

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)のデメリット

メリットの多いZEH住宅ですが、少なからずデメリットもあります。
主なデメリット2点に着目し、詳しく解説します。

 

初期費用が高くなる

ZEH住宅の建設には、省エネや創エネ設備の導入や、断熱性能を上げるため、性能の高い素材を採用することが必要で、これが初期費用の上昇につながります。

しかし、太陽光発電システムなどの設備費用は徐々に下がっており、政府の支援策もあるため、将来的にはさらに一般住宅との差は縮まるだろうと予測されています。

 

窓や設備の制限

ZEH住宅の認定を受けるためには、ZEHの要件に合った仕様にしなければいけません。

たとえば、値段やデザインの面でどうしても取り入れたい窓があったとしても、それが省エネ性が低くなるようなものだと厳しくなり、一定の基準以上のものから選ばないといけなくなります。
ですが、現在はメーカー側がデザイン性も上げつつ、省エネ性能も高い窓や設備を開発しています。自分たちに合ったものを選びつつ、ZEHに適合できるよう建築会社に相談しましょう。

 

補助金を活用する際の注意点

補助金を活用する際の注意点

ZEH住宅としての要件を満たしているからといって、必ず補助金を受け取れるわけではありません。その注意点をまとめましたので、詳しくご説明します。

 

ZEHビルダー・プランナーの建築会社を選ぶ

ZEH住宅は、ZEHビルダーやプランナーとして登録されている建築会社を選択する必要があります。ですので、事前にZEHビルダーやプランナーとして登録されているか確認することが大切です。

また、登録されていてもZEHにあまり取り組んでいない建築会社ですと、ZEH住宅建設の経験と知識、計画から完成まで適切なサポートをすることができない可能性があります。ですので、以下URL先から検索して、年間どれだけの割合でZEH住宅を建てているかを確認することもオススメします。
ZEHビルダー・プランナー一覧

 

申請~引渡しまでの厳格なスケジュールがある

ZEHには公募ごとにそれぞれ申請から引渡しまでの期間が厳格に決まっています。
よほどの理由がない限り、その期間内に工事を完了し、引渡しまで終わらせた完了報告をしなければなりません。

建築会社とも相談し、期間内で施工、完成することが可能なのかをしっかり確認することが大切です。

 

申請後、間取りや窓などの変更が難しい

ZEHの補助金を申請するための要件を満たし、申請した後、もしも間取りを少し変えたり窓を変えたいなどの要望が出た場合、再度申請をし直さないといけません。
申請し直しの場合、さらに期間が必要となるため、そもそも期間の要件に合わなくなる可能性も高くなります。

建築会社と密な打ち合わせを行い、変更のない状態で申請することが大切です。

 

ZEH住宅は住宅ローン控除でも優遇される!

住宅ローン控除でも優遇される!

ZEH住宅を建てると、住宅ローン控除の面でも優遇されるメリットがあります。

令和6年3月現在、控除率は一律0.7%ですが、一般住宅の借入限度額が3,000万円のところ、ZEH住宅は子育て・若者夫婦世帯の場合4,500万円。年間控除額は最大10万円以上の差がでます。
一般住宅と比べて、ZEH住宅の借入限度額が高く設定されており、控除期間も同じであるにもかかわらず、年間の控除額が多くなることは大きなメリットです。

これだけの優遇がされることは、環境に配慮した住宅づくりを政府が支援していることの表れで、長期にわたって経済的な恩恵を受けられる仕組みとなっています。

 

まとめ:ZEH住宅で快適な暮らし

まとめ:ZEH住宅で快適な暮らし

いかがだったでしょうか。

ZEH住宅は国が推奨する環境に優しい住宅であると同時に、住み手にもたくさんのメリットがある住宅です。
補助金や減税の拡充も上手に活用し、快適に暮らせる住まいをお得に建てましょう。

 

年間約9割がZEH!まるわのZEH住宅

年間約9割がZEH!まるわのZEH住宅

丸和建設は2016年からZEHビルダーとして登録し、ZEH住宅に取り組んでいます。

登録以前から現在まで、多数のZEH住宅を建設してきました。
2022年度は、年間の棟数に対して88%、約9割近くがZEH住宅でした。
省エネ性能が高い住宅になると施工方法も複雑になるため、経験が豊富な住宅会社にお願いする方が、安心して家づくりができます。

ZEH住宅を建てたいとお考えの場合、是非丸和建設に相談してください。

詳しい内容はお気軽に下記リンクよりお問い合わせください。

 

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